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久保みねヒャダこじらせナイト ハライチ岩井さんゲスト回

M-1(2018)に出なかった理由

岩井「昔、M-1を見て『あ、お笑いやろうかな』と思いだして。で、その頃優勝してたのがチュートリアルさんとかフットボールアワーさんとかブラックマヨネーズさんとか、で、笑い飯さんとかでてきて。結構、なんで、あの~、こう、『漫才で新しい事やってるな』とか『あっこんな漫才あったんだ』みたいなのが割と評価されてたときだったんですけど、ある一時期からなんかそれが逆転してって。上手いことこそ漫才、漫才っていういっこの道筋ができてそれのどこまでいけるかみたいなになってきて。こう…なんっつったらいいのかな。よしもとが漫才という文化を確立させるための大会だ、と。俺らみたいな王道じゃない漫才をやってる人間はただそれのフリに使われて淘汰されることで『こっちが本当の漫才ですよ』みたいにさせられてるような気もしまして。別にいいんですけどそれでも。でも、優勝しないといけないと思ってるんです、出たら。出るなら優勝した方がいいと思ってるんですね。でも優勝するためにはもはや王道の漫才をやらざるを得ないんですよね。王道の漫才、全然興味ないんでやめましたね。」

「王道の漫才があんまり面白いと思わないんです。その、なんつーんすか、この、ルールのもとやってるような感じの、うん。ワクワクしないんすよね。だからときめかなくなったんで。みんなで同じ山登らされてる感じがするんです、なんか。『この山の頂上に行ってなにがあるんだよ!』ってなって、やめました。」

 

 

ヒャダイン「そういう考え方だったら結構閉鎖的なお笑い界、生きるのしんどくないですか?」

 岩井「滅亡ですよ、ほんとに。『これがお笑い』『これが漫才です』みたいなとか。『これがネタです』みたいになったら、能とか狂言みたいになってって、伝統芸能になったら滅亡ですよ。」

 

 

二か月に一回、新ネタライブをやっている。さらば青春の光相席スタートと。

単独ライブやったことない。やりたい欲もそんなにない。

岩井「一本めちゃめちゃいいネタができたらいいなと思ってるんです俺はね。めちゃめちゃ至高の、コレめちゃめちゃいい!っていうネタができたらいいと思ってて。でも単独ライブやると10本11本12本くらいのネタをやるじゃないですか。で、結局一年に一回くらい単独ライブやるとするじゃないですか、そうするとみんな焦りだして二か月前くらいから作りだして、なんかあのスカスカの10本11本12本になるんです。全部強い10本じゃないんだったら単独やる意味ねーだろってなるから。」

「単独をやらなきゃって、単独をやることが目的、みたいな。意味分かんなくないすか、なんか。だからコンスタントにネタつくるんで隔月でやれば別にいいじゃんって話になりましたね。」