「僕たちは世界を変えることができない」

RIJF2004

峯田さんのMC書き起こし
そんだけ
以下それ

なんで今日こんな
なんでこんなね僕のバンド(マイクの不具合と歓声で聴き取れず)
うるさいよ
なんでこんなね一青窈とかやってる時にね
あんたらこんなね僕らに対してね罵声と野次をあびせるんだ？
今ねこの会場にはね10代の人も20代の人も30代の人も40代の人もいっぱいいる訳よな
でねあんた達はね
なにかとね夏のイベントだってかこつけてね
それぞれね他人の人たちをね夏をおかずにねあんたたちはね楽しむわけよね
そのねズリネタがね銀杏ボーイズの音楽な訳よね
それでね
あんたたち一人一人がね
違う人間の個々の集まりがねこうやってね汗ダラダラかきつつもねこんなに人いっぱい集まってね音楽を聴いてるって状況だな今な
で君達はね一人一人ね例えばこういうこと思ってる訳よ
あぁ先輩私にいつメール返してくれるんだべな
あぁあの子なんであんな可愛いんだろなあいつがなんであんなヤンキーの先輩の彼女なんだろな
お父さんお母さん旅立つ不幸をお許しください私は今世界で一番不幸な子どもです
やった明日高校野球見に行くべ
色んな気持ちをね持った人がねこうやってねこの会場さ集まってる
でねあんたたちのね一体感を楽しむためにねあっちの大きいステージでもねここのステージもね総勢ね一日ね20組くらいのアーティストがねあなたたちの前でね汗を流してライブをやるわけ
みんな何をしたいかって言ったらねあんたたちのね一体感を求めてんのよ多分
僕は分かるよ
ただ俺はねただ俺はね
夏だっつってね
そこの麦わら帽子かぶってるあんた
ね君達とね僕はねただ汗をかいてね踊ってね歌ってねそれでねじゃあバイバイさよなら俺はそんなのやなんだよ
俺はねもっとね違う人間同士がねなんかしんないけのね一つになってしまったっていうねそういうありえねぇもんが今日見たい訳よ
みなさん
俺はね今ねアコースティックギターを左手に持ってね中指と薬指と小指
でAコードを弾いてる
このAコードはね俺が去年やっと覚えたコードだ
そうやって俺はこのAコードを右手ではじきながらあなた達の顔を一生懸命こうやって見てる
どうせあんたら忘れるんでしょうが
どうせあんたら忘れるんでしょ
こんな夏も
いいですよ
忘れちゃって下さいよ
僕がねこれから歌う歌はね
幸せな人は聴いていけねぇんじゃ
毎日楽しくて幸せいっぱいで
そんな奴はね
聴いて欲しくないんですよ俺は
そんな奴はね今から背中向いて出てってくれよ
みなさん全ての事がおこることを信じましょう
あんたらがさびしい時
あんたの心ん中になんかぽっかりと穴が空いている時
そんな時そんな時
あなたの枕元まで届け僕の声
そしてあなたが幸せを掴んだ時
やっとあなたが幸せを掴んだ時
そん時
こんな歌なんて忘れてくれ
聴いて下さい「人間」